あっという間に9月になりました!
こんなに外出しなかった8月は初めてではなかろうか、と思いますね(>_<)
こばやし家では毎年、どこかに旅行に行くのが夏の恒例でしたので…。電車も飛行機も、車ですらぜーんぜん使ってませんね(・_・;
さて、いまだ外に出るのが憚られる日々、お家でバイオリンを弾くのはとても良いことですよね(^○^)
前回記事にしたイタリア産弓毛を、普段使っている自分の弓にさっそく張ってみましたよ。
これがまた、なかなかの手応えというか…。いつもの毛替えと明らかに違う実感が確かにあったので、今回はそれを書いていこうと思います。
まずは通常扱っているモンゴル産のものと比べてみたのでご覧ください。
上がモンゴル産、下がイタリア産です。
写真だとわかりづらいですが、イタリア産の方が黄味がかって見えるのがわかりますか…?
弓毛に使われている馬毛はほとんどが漂白をされています。目的としてはもちろん美観と、あと均質化のためにしているとのことです。
私も取り扱っていますが、
こういう黒っぽいもの、これはわかりやすい無漂白のものですね。
引っかかりが強いのは良いのですが、強すぎると言いますか…。ベースやチェロならともかくバイオリンには向きません。
無漂白でも、毛の太さが均一でかつ、縮れや縒れが無く、しかも色が近いものを選べばそれこそ最高級のものが手に入るでしょう。
ただ、必ずしも無漂白のものが良いというわけでも無いらしく…漂白することはキューティクルの剥がれ方や弦との馴染み方などに関係しており(これが「均質化」なのでしょう)、どういう漂白剤でどんな濃度、時間で漂白するのかはメーカーのノウハウだそうなので、一概にこれが良い!とは言えないようです(^◇^;)
これに関してはメーカーさんを信じるしかないですね、さすがに自分で生の(?)馬毛を買って選定、洗浄、漂白するわけにはいきませんからねヽ(^o^)
ただ、漂白しすぎてしまうのはどう考えてもマズイのはなんとなくわかりますよね(^^;;
私が購入したこのイタリア産弓毛は弱漂白というのが売りの一つでありました。
ですので、↑の写真にあるように一般的なモンゴル産弓毛よりも(おそらく元の馬毛に近い)黄色っぽい色が残っているというわけです。
この黄色味は馬毛の性能を生かしている証というわけですね( ̄^ ̄)
あああ、色味だけの話でこんなに長くなってしまいました。まだまだ続きます。
イタリア産弓毛替え、税込¥9000で承っておりまーす!
弦楽器工房こばやしは小田原の栢山から、弦楽器の出張修理を承っております。
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