弦楽器工房こばやし

小田原の弦楽器工房こばやしのブログです。仕事をしていて感じたあれこれを週一くらいで徒然と書いていきます。

0.714%の性能…その2

前回の記事からだいぶ間が開いてしまいました。

全てギックリ腰のせいですo(`ω´ )o

前回は色のお話だけで終わってしまったので、今度は実際に作業した感想を…。

まず触れて感じたのはモンゴル、シベリアとは違った硬さでした。もちろん毛ではあるので掴めば、ぐにっと曲がるには曲がります。その曲がり具合が、少しコシがあるというか…。芯があるというか、そういう印象ですね。

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毛替えをする際にはこういったクランプに弓を固定して、小さな櫛で毛を梳かしていきます。

一枚のリボンのように、なんてよく言われますね。平らに、真っ直ぐになるようにまとめるわけです。

この時に、縮れた毛や捻れた毛、太さがまちまちな毛が混じっていると櫛通りが悪くなります。

それがイタリア毛はほとんど無いのが驚きでした。

スーッと櫛が通って綺麗にまとまってくれます。それだけ個々の毛の太さの差が少なく、また縮れなどが少ない選定された馬毛だということです。

気持ちよく通るのでずっと梳っていたくなります(^o^)

あと、これは余談ですが、濡らすと少し獣臭さがありました(^_^;)

私は毛を濡らして毛替えをするスタイルですが、その時にフワッと香ります…と書くと良い匂いのようですが、正直クサいです(><)

これも自然の状態に近い、高い性能の証なのかもしれませんね。

まあ、乾けば全く匂わなくなりますので、そこはご安心くださいね。作業の中のほんのひと時の間だけです。

匂いはともかく、このイタリア毛、作業としてはとてもやりやすいと言えます。最後に炙って仕上げるときも均一にまとまってくれているので、余計なストレスがほとんどありません。

やっぱり良いものは作業性も良いものなんですよね〜(^_^)

イタリア産弓毛替え、税込¥9000で承っておりまーす!

次回は実際に弾いた感じをお伝えしたいと思います٩( 'ω' )و

 

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