弦楽器工房こばやし

小田原の弦楽器工房こばやしのブログです。仕事をしていて感じたあれこれを週一くらいで徒然と書いていきます。

春の室内楽の夕べ

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4/1茅ヶ崎MKホールで開催された「春の室内楽の夕べ」に行ってきました!

小田原出身のバイオリニスト、小野唯さん、チェリストのドミトリー・フェイギンさん、そしてピアニストの新見・フェイギン・浩子さんのトリオのコンサートです。

会場は50名ほどしか入れない小さなホールでしたが、その分演奏者との距離が近く、衣擦れや息遣いなど、普段は遠くて気付けないことも見えます(O_O)

ただ、ホールとしての音響は今ひとつだったかも…(^◇^;)

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最後列から撮ったのですか、人が写らないようにすると天井になってしまう(^◇^;)

しかし、その分奏者さん達の感情が(そして多分聴いてる側の緊張も)伝わるような良い演奏会だったと思います。

トリオってあまり聴く機会が無かったのですが、面白いですね。

明確な主人公がいないというか…全員が主人公というか(^。^)

聴いているうちに、ここはバイオリン、ここはチェロ、ここはピアノと、くるくると主役が変わり、またその切り替えというか、息の合わせ方というか、客席が近い分、ダイレクトに伝わるのがとても楽しめました。これはCDでは味わえないなぁ。

また、最初受付に行ったら知り合いのご夫婦が受付をしていらして、びっくりしました。

いろんなところで繋がっているものですね(^-^)

ちょっとだけ職人ぽいことを書きますと、フェイギンさんがネック側に頭をくっつけ気味に演奏してるのが気になりまして。

あれだとC線のペグが頭にぶつかって痛くないのかな、と思っていたら、ペグの頭が無かったんですね。

あ、キーペグか、とわかりました。

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(写真は海外の楽器通販サイトからお借りしてきました。)

キーペグと言うのは、ペグの頭を外すことができるペグです。フェイギンさんのチェロはC線だけがキーペグでした。

演奏する方たちは、弾き方だけでなく、首の長さや肩の形など、全部違います。

調弦には必須なペグが、演奏には邪魔、ということにもあるので考案されたものですね。

こばやしでは在庫してませんが、ニーズがあるなら考えてみようかな( ̄▽ ̄)

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