風邪をひいてダウンしておりました…(T . T)
いえ、もうすっかり元気なんですが、「寄る年波にゃあ勝てないぜ…」などと呟いちゃうくらいしんどかったですね。
それでも完全にOFF、とはいかず、積まれた仕事は手を動かさないと終わらないんです(-。-;
ただ、これが不思議なことに仕事に取り掛かると力が出てくるものなんですね。疲れやすくはあるんですが、体は動くんです。
それは責任感なのか、義務感なのか、それとも単に楽しいからなのかはわからないんですけど。
さて、少し前のお話になりますが、11/16に小田原三の丸ホールで開催された式町水晶さんのコンサートに行ってきました。
以前、ご紹介したことがありましたね。
この時はなんとコロナに罹患してしまい、コンサート行けなかったんです…(T . T)
ですので、今回はようやく行けるといった感じでした。
前半が、片岡鶴太郎さんとのトーク、後半がコンサートという変則的な構成です(^○^)
式町さんはもともと脳性まひで四肢が不自由な方です。経歴を見るとわかりますが、他にも様々な障がい、病気と闘いながら演奏活動をしています。
ただ、ご本人はそういう「がんばってる」感とは無縁のごく普通の青年です。
私のところにいらっしゃる時にも、礼儀正しく、物腰柔らかで、いつもニコニコしていて、宣材写真のイメージとは真逆の方ですヽ(^o^)
髪の毛に寝癖なんかついてたりして、かわいいところもあったりします(^^;;
式町さんは、病気の影響で握力のコントロールがとても難しかったそうです。例えば紙コップで飲み物を飲もうとすると、気を抜くと握りつぶしてしまう。
そんな方がバイオリンを演奏するのがとても困難なのは想像に難くないですよね。
わずかな弦の高さが、駒の曲線具合が、演奏に多大な影響があるんです。
ちょっとだけでも、私の仕事がお役に立てるならこんなに嬉しいことはありません。
看板と一緒に写真を撮っていただけました。
彼のコンサートはどちらかというとライブに近いイメージです。彼自身の作曲した曲と、有名なクラシックの小曲やポップスを次々と演奏していきます。
エレキバイオリンの特性を活かして、音色を次々と変えていきながらの演奏は、クラシックが苦手な方でも楽しめると思いますよ!
最後に物販コーナーでCDを買ってきました(^O^)
式町さんはステージでめちゃくちゃパワフルに演奏されますが、その影にはおそらく想像を絶する辛いリハビリなどがあったはずです。
だからこそ、いつまでこのパワーで演奏活動が続けられるのかを不安に感じられているように思いました。私の想像ですけどね(・_・;
冒頭に書いたのですが、彼もステージに立つと力が湧いてくるようなことはあると思うんですが…。
なんというか、無理せずに長く活動を続けてほしいな、と思いました。
工房からお帰りになるときに握手をしたことがあります。
小さくて、繊細で…つい「がんばってください」と声をかけたのですが、なにかもっと良い言葉、なかったのかな…。
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