こんばんは、弦楽器工房こばやしです。
写真は楓材(メープル材)のブロックです。
バイオリンのネック、裏板、横板は楓でできています。深い杢(もく)が綺麗ですよね。
バイオリンを製作していますと、この類の端材は山ほど出ます。
今回はこの材料を使ってハンコを作っていきたいと思います。
お見積書や領収書などハンコを使う場面は多いですが、今までは、まだ独立前に妻にネットで注文して作ってもらった「良太」というハンコを使っていました。私の名前が「小林良太」なので、これはこれでカッコいいのですが、屋号は「弦楽器工房こばやし」なのです。
これをまた注文して作るのももったいない。何より木工職人の端くれとして木製品を注文するのもなんだかなぁ、という気持ちもありまして、自作することにしました。
まずは楓材の端切れを平ノミとカンナで直方体に整形します。上記の写真はこの状態です。
これに鏡文字をデザインするのですが、オシャレな文字を作るのは私の仕事ではありません。
ここはネットからフリー素材をいただくとします。
ふわふわフォントさんのあじふでを使用しました。
http://huwahuwa.ff-design.net/2017/04/28/あじふで/
インクジェットで印刷した紙をコピー機で印刷し直します。木材に鏡文字になるように切り抜いてセロテープで固定したら、除光液を綿棒につけてトントンすると、転写されます。
8月5日から旅行に行ってしまうので、それまでに完成させたかったのですが…ナイフで文字の輪郭を抜いたところでタイムアップとなってしまいました。
この続きは帰ってきてからです。
弦楽器工房こばやしは小田原の栢山から、弦楽器の出張修理を承っております。
詳しくはホームページをご覧ください。
https://musical-instrument-repair-shop-51.business.site