弦楽器工房こばやし

小田原の弦楽器工房こばやしのブログです。仕事をしていて感じたあれこれを週一くらいで徒然と書いていきます。

あるけ、あるけ

弦楽器工房こばやしです。

伊豆に行って断食してから、ほぼ毎朝歩いています。お隣の駅まで大体25分くらい。

妻の通勤電車が、ちょうどお隣駅発というのも都合がよく、毎朝二人で歩いています。

これが、頭も身体もスッキリして、結構気持ちいいんですね〜。

断食していたときに、毎朝山道を1時間近くウォーキングして(させられて)いたのですが、その時はキツかったです。

歩き慣れない山道、舗装もされていません。

しかも、先導してくれる先生は普通に歩いていたのではとても追いつけないスピードで、さっさか歩いて行ってしまうのです。

伊豆です。早朝で景色も良く、空気も澄んでいて、普通ならいい気分でノンビリじゃないですか?

全然違うんですね…。歩き慣れない我々は歩くというよりむしろ小走りでもしないと、見失ってしまうのです。

一本道なので迷うことはありませんし、要所要所で待っていてはくれるのです。でもその時は景色も見られない、朝から朝食も食べずに動かされる、しかも懸命に歩かないと追いつかない、と不満でした。

木の上でリスがケンカなんかしていたりして、「おお?」って立ち止まって見てみたいじゃないですか?そんな余裕ないんです。

最終日前夜に、フリートーク的にお話がありまして。

「専念することが大事なのだ」と説明されました。

ただでさえ、情報が多い現代社会で、何かに専念するのは難しいのだと。

ステキな景色やおいしい空気に脇目も振らず、さかさか歩かされたのはその為だったんですね(最初に言ってくれよ…と思ったのは内緒です)。

たしかに、集中するのは難しい時代ですよね。

仕事をしていたって、着信音がしたらついそっちを見てしまいますし。

何かを調べようとしてスマホを手にとって、ブラウザ立ち上げたら前のページが出てきて、更新して情報読んで…あれ?何を調べようとしてたんだっけ?なんてことも珍しくもないですよね。

頭を空っぽにして目の前のことだけに専念する。そうすることで、逆に考えなければならないこと、やらなければならないことがクリアーに見えてくる、のかも知れません。

どんどん暑くなってくるこの季節に、どこまで続く習慣かはわかりません。ですが、もうしばらく、歩くことに専念してみようと思っています。

弦楽器工房こばやしは小田原の栢山から、弦楽器の出張修理を承っております。

詳しくはホームページをご覧ください。

https://musical-instrument-repair-shop-51.business.site