台風の前のことです。
何気ないことでしたが、ずっと記憶の中で良かったこととして覚えているので記事にしてみようと思ったのです。
友人を助手席にのせて昼食をとりに出た帰りに、片側通行の道路工事に出くわしました。
帰り道なので、もちろん行きにも通っているのですが、行きはなーんとも思わなかったのですけどね(^_^;)
とても、印象的な交通誘導員の方がいらっしゃったのです。
私の車が先頭だったのですが、まずは軽く一礼。微かに笑み(^。^)を浮かべて誘導灯を真横に構えてストップのサイン。
もう、片方の手で拝むように「ごめんね」の合図。そのままその手を広げてこちらに向けました。
止まっている私の車の横を対向車が通り過ぎていきます。その間、誘導員さんは広げた手を「ごめんね」とストップの交互に変えています。
何台か通り過ぎたところで広げた手が親指を折った「4」に変わりました。
こちらがあれ?、と思う間も無く「3」に。
なるほど対向車の残りの台数だ、とすぐにわかりました。「2」「1」にきたところでちょっとの間がありました。
最後の一台は自転車でした。こちらとしては対向車はもういないのになんで止めてるの?と思うところですが、その的確な誘導のおかげでストレスなく待つことができました。
すーっとおばあちゃんの乗った自転車が通り過ぎ、誘導員さんはここぞとばかりに誘導灯を回して「どうぞー!」の合図。
こちらも手を上げて「ありがとう」で通過しました。
免許取ってから26年、いろいろな誘導員さんを見てきたと思うのですがダントツでその方の誘導は素晴らしかったです。
こちらは先の状況がわからないまま待っている訳ですから、不安にもなるし、イライラもするわけです。それを一言も言葉を交わさずに短時間でわかりやすく説明できるのはスゴいと思いました。
しかも笑顔で愛嬌もありますし、ちょいちょい動くことで、こちらはよそ見もせずに安心して待っていられるのです。
なんというか、ちょっぴり感動してしまいましたよ。みんなこんな誘導してたら道路工事で焦ったりイラついたりしなくなるのにな、と思いました。
https://kobayashi-strings.hatenablog.com/entry/2019/07/22/232421
以前、記事にしたように私は「わからない事は不安なこと」だと考えています。
その観点から見ても、この誘導員さんはカンペキでした。
仕事の内容は違えども、私も同じように安心を与える職人になりたいと思いましたね!
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