弦楽器工房こばやしです。
今日は近所の皮膚科に行ってきました。
娘の頭にイボ、足に魚の目があって気になってたんですね。夏休み前に治しちゃおうと。
我が家は共働きです。となると、個人で仕事している私の方が時間の都合ははるかにつけやすいです。だからこういう子どもに付き添ってどこかに行く、というのは8割くらいは父親の方が多いんです。
うちの近所は結構お医者さんだらけで、かかりつけの小児科に行く頻度が一番高いのですが、明らかに今回は皮膚科なので、皮膚科のあるところに行くわけです。
私自身も肌が弱く、かわいそうに、遺伝してしまった子どもたちは小児科の次に行く頻度が高いわけで、慣れたものです。
先程書いた理由から、保育園なんかも行く頻度が高かった私は、お母さま方に混じって保護者会なんてやらせてもらっていたのです。集まるとよく上る話題の一つがお医者さんの話です。
「○○はすぐに薬を出してくれる」
「●●●は待ち時間が長い」
「×××でこんなことがあった」
などなど、出身が小田原ではない私には、貴重な情報でした。
ただ、中には感情的なものも多く、そこは計算に入れておかないと判断が鈍ってしまいます。
うちのかかりつけのお医者さんは「話が長い」と言われています。実際、待ち時間も長いです。
これは残念ながら評判はイマイチです。忙しいお母さまはお医者さんにかける時間は短い方がいいんです。
でも、なんで長いかというと、ちゃんと説明するから、なんです。
これが私のような情報好きには合うんですね。私にとって「話が長い」のではなく、「ちゃんと説明してくれる」ということなのです。
だからかかりつけになっています。その方が私は安心できます。
今日行った皮膚科は早いです。
待合室がいっぱいでもスゴい勢いで流れていきます。今日は混んでいなかったので(5人くらいでした)10分も待たずに診察でした。
魚の目にパッチを貼って、頭のイボに液体窒素を塗って、次の診察の予定を決めて終了です。
その間数分です。
でも、私はその間娘に説明しています。
「今から足の裏にシールを貼るからね。絆創膏と同じだから痛くないよ」
「頭のイボは凍らせるといずれ取れるよ。今から凍らせる薬を塗るからね、チョー冷たいからちょっと痛く感じるかもしれないけど、冷たいだけだから。」
大人は、何をするかわかれば、どういう結果になるかわかっているからいいのかもしれません。
でも少なくとも子どもは、今から自分が何をされるか不安だと思うんですよね…。
(°_°)(え?次なにするの?)
って顔で娘がこっちを見るもので(^_^;)
なんだかわからないまま、頭を固定されてそこにギュッと痛い綿棒を押し付けられるのって結構な恐怖だと思うんです。
安心して欲しいじゃないですか、親としては。
ああ、これだ、と思いました。
自分がお客さんに説明しているのは、これを感じて欲しくないからなんです。
楽器をみてください、と持って来られる方で、前回調整したのはいついつで〜、とお話ししてくださる方はよくいらっしゃいます。
でも、どこを調整したのかを尋ねますと、答えが返ってこないこともまた、よくあるんです。
自分だったら不安になっちゃうと思うんですね。ただでさえ、バイオリンの職人なんてあまり説明するの上手くないのに…。
だから、きちんと説明したいと思います。
「話は長く」なるかも、知れませんけど…「きちんと説明」したいんです。
弦楽器工房こばやしは小田原の栢山から、弦楽器の出張修理を承っております。
詳しくはホームページをご覧ください。
https://musical-instrument-repair-shop-51.business.site
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