最近は三の丸ホールに来る機会も増えました(^_^)
1/30の小田原オペラ「こうもり」を観て参りました。
開場後すぐに着いたのですが、すでに一階席はほぼ満席(-。-;
これはイカンということで二階席に。
当日券も出ているとのことで、もしかしたら空いているかと心配していたのですが、全然そんなことなかったですね。二階席もすぐに人がたくさん入ってきました。
今回の「こうもり」はストーリー的に理解しやすいお話で、かつ歌だけではなく、セリフ劇もあるのでとても見やすいオペラです。
楽しみにして行ったのですが…
…
期待を上回る面白さでしたね(^○^)
派手でわかりやすい楽曲は当然ですが…
個々の歌の良さはもちろん、キャラクターだけでも、チャラ男のはずなのになんかすごい善人感が出てるアルフレード、黒幕でそれほどセリフは多くないのに存在感抜群のファルケ、いるだけで面白いフランク、などなど詰め込みすぎ!ってくらい見所あって楽しかったです。
個人的にカッコいいと思ったのは、オルロフスキー公爵ですね。錦織まりあさんという女性の方が演じられていたのですが、俗世に飽いた若き富豪というイメージにピッタリでチョーイケメンでした(=^▽^=)
他にも、バレエの踊りあり、パントマイムありと、これでもかとできることを詰め込んだエンターテイメントの集合体になってました。
いや〜楽しかった〜!
しかし、ゲストの桑田葉子さんの圧巻の歌声はすごかったです。
全然オペラや歌唱のことなんか知らない私ですので、なんとなーく男声の方が強いものと思っていました。これは完全に間違いでした(^◇^;)
響き渡るパワフルなソプラノ!パーティの喧騒(のシーン)から一気にリサイタルになってしまったような強烈な印象でした。
こばやしは映画や小説、などの物語上の齟齬というか、矛盾のような演出や、あるいはご都合主義な展開ですとかは全然気にならないタイプです。
しかし、こんなところも凝ってるんだ、というところは目につくんですよ。
「こうもり」でいうと、オルロフスキー公爵は大富豪で全てに飽きているという設定なんですよね。
だから他のパーティ招待客が喜んでバレーなどを見ていてもつまらなさそうに見てるんです。
バレーの終盤、「雷鳴と稲妻」のところで、舞台の前面を使うんでデカい椅子に座ってる公爵は立って場所をあけないといけないんですよ。
演出上、立って椅子の後ろに行けばいいんですけど。でもこの公爵が自分から立つわけないんです。
そこでファルケが近寄って耳打ちをすると、仕方ないといった体で立ち上がるんです。
細かいな〜!と思って見てました(^ ^) 考えすぎかもしれませんけどね!
気づかなくてもこういう細かな演出、たくさんあるんでしょうね。そして、そういう演出の積み重ねが良いエンターテイメントを作り上げると思います!
今後も小田原オペラさんから目が離せないです!
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