弦楽器工房こばやし

小田原の弦楽器工房こばやしのブログです。仕事をしていて感じたあれこれを週一くらいで徒然と書いていきます。

弦楽器フェアとうろ覚えの知識

11月2日〜3日と、弦楽器フェアのスタッフとして株式会社アルシェさんのブースに立っておりました。

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散々書いていることですが、私は説明するのが大好きです。今年もブースを訪れたお客様にたくさんお話しをさせていただきました。

展示会ですからね、皆さま説明を聞きにきているわけですので、長くお話ししても問題ありません(^∇^)

しかし、説明ということを頻繁にしていますと、必ずぶち当たる壁があります。

「うろ覚え」というやつです!

少し話は逸れますが…先週、小学六年生の娘から質問されました。

シュレディンガーの猫ってなに?」

きた!キタコレ、ですよ。物語の中で寓話として扱われることの多い概念ですね。特にSFに多い気がします、量子力学の例え話ですしね。

元来私はSFというものが大好物です。

彼女がどこでシュレディンガーの猫を知ったのかはわかりません(YouTubeかなにかで出てきたらしいです)が、この思考実験(?)は非常に興味深いものです。

そのときは、持ち帰りの仕事をしていた妻を慮って(手で追い払われた(;´д`)だけ)娘の部屋に移動したあと、たっぷり1時間も話してしまいました。うちの娘はとにかく聞くのが上手なんです。ついつい聞かれてないことまで話してしまいます。

ですが、ここでうろ覚えのことがありました。

猫を箱に入れて毒を入れるんだったか?ん?放射性物質だったか?…という感じで、正しい内容が思い出せなかったのです。

相手が娘ならその場は適当に切り上げて、スマホで調べれば済む話です。そもそも有名な話ですし、山ほど情報はあります。

ですが、弦楽器のような特殊な物となると、少し話が違ってきます。お客様とお話しをしているのに、スマホで調べるなんてできるはずがありませんし、よしんば調べる隙があったとしてもなかなか欲しい情報にたどり着けないのです(~_~;)

今回、私がグッと詰まってしまったのはビオラのサイズについてでした。

在社中に扱っていたビオラは㎜表記されていました。

というか、楽器に必要なサイズは全て㎜(もしくは㎝)でした。それで特に不便も感じていなかったのですが…。

ビオラのサイズに言及されたお客様が、

「このビオラは16?16.5?」

というように聞いてきたのです。(あ、インチか)とは理解したものの、1インチは25.4㎜というまでが、私の知識の限界(・_・;

その倍数はとっさには出ません。㎜でしか答えられない私とは、なんとも噛み合わない話になってしまいました。

言い訳がましいですが、そもそもビオラのサイズが、日本人には理解しづらいと思うのですよ。

一般的なビオラのサイズって、小さい方から380、395、405、420、430(㎜)なのですけど。

覚えにくくないですか?一見規則性が無さそうじゃないですか…。

そこでうろ覚え打破のためにも、このインチと㎜の微妙な関係をなんとか明解にしてやろうと考えたわけです。

ああ、これは長くなりそうです。いったんここで切り上げます(-。-;すみません。

弦楽器工房こばやしは小田原の栢山から、弦楽器の出張修理を承っております。

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