少しずつ、生活が元に戻りつつあるのでしょうか?
久しぶりに少し遠くまで出張に行ってきました(^o^)/
こばやしが今の形態になる前からご贔屓にしていただいている大切なお客様です。
こう書きますとご年輩の方を想像されるかもしれませんが、なんとうら若い女性でございます(^^;;
アンサンブルのお仲間と一緒に呼んでいただきまして、半日近く居座ってしまいました。
ほんとうにありがとうございました。
さて、その時「こんなものがありまして…」と見せていただいた楽器が、まだ学生の頃に使っていたというフルサイズのバイオリンでした。
おそらくドイツ製の楽器でしたが、手にとった瞬間「お、ガルネリモデルですね」
とこぼしますと、
「そうなんですか?」
と聞かれました。
以前の記事でも書きましたように、普及しているバイオリンのほとんどはストラドモデルでして、体感で言えば1割以下がガルネリ、さらにほんのわずかの割合で他のモデルとなっています。
ですので、ストラドモデル以外の楽器を見かけると嬉しくなってしまうんです(^∇^)
そして、意外なことに、お持ちのお客様はあんまり自分の楽器のモデルを知らなかったりするんですね(^_^;)
と、いうわけで、前置きが長くなりましたが今回はストラドモデルとガルネリモデルの簡単な見分け方を書いていこうと思います。
一番わかりやすいのはF字孔だと思いますね。
すごい昔の写真で恐縮ですが、東京の文京楽器さんの主催でリバースという最高級機種の発表会をやったときのチラシです。
わかりやすいので持ってきました(^◇^;)
左側がストラド、右側がガルネリです。
見方としては…
黄色くマークアップしてみましたが、わかりますかね(-。-;?
スマホで見ている方は画面から目を離してみてみるとわかりやすいかもしれないです。
ストラドモデルのF字孔はなめらかな曲線で構成されていて自然で美しいイメージです。
対してガルネリモデルは直線が折れ曲がったカミナリのようなイメージで力強い印象。
特に上の丸い穴につながる折れ曲がる直前のラインを比べると、カーブしてるのがストラド、縦に立っているようなのがガルネリです。
上の穴付近だけを切り抜くとこれだけ違います。ああ、これが一番わかりやすいかも…?
もう一つ、わかりやすい点があるのですが長くなってしまったので、それは次回ということにします。
もしご自分の楽器のモデルをご存知なかったら見てみてくださいね。
弦楽器工房こばやしは小田原の栢山から、弦楽器の出張修理を承っております。
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