バイオリン再生計画その2、になります。ニスを塗る前にしておかないといけないことは一気にやってしまいます。作業はどんどん進んでいるのに、記事が追いつかない…(^_^;)
裏板に点在するシミを削っていきます。
以前書いたかな…?ちょっと覚えてませんが、このスクレーパーという道具を使います。ノコギリの刃くらいの薄さで自由に曲がる金属で、木材をこそぎ取るように削るときに使うものです。
見え…ますか?見えにくいですね(-。-;
消しゴムのカスのように木材が削れています。
こうして黒い部分だけをピンポイントでまずは無くしてしまいます。平滑な面に傷をつけるのは些か気が引けますが、ここはどーんと行きましょう!
こんなところでしょうか。取りすぎてしまうと隆起の形そのものが崩れてしまうので、加減が難しいところです。削ったところはどうしたって凹んでしまいますからね。
凹んでしまったところはそのままニスを塗ると凸凹に見えてしまって美しくありません( ̄^ ̄)
ここは紙ヤスリをつかって周囲との段差をなくしていきます。
写真だと割とキレイに見えますが、まだまだ段差はあります。ニスも完全に取りきれているわけではないので、紙ヤスリに残ったニスがくっついてすぐに目詰まりを起こしてしまいます。目詰まりした紙ヤスリでそのまま削るとダマになった部分が却ってキズをつけてしまうので、すぐに交換しないとなりません。
少し削っては紙ヤスリを換えて、また削り、交換…を繰り返して、段差を緩やかにします。
いいかな?どうかな?
下地の色もかなり取れてしまいましたが、なんとか目立たなくなりました。
完璧に黒い染みが消えたわけではありません。消せないからこそ不良になったものですしね(^◇^;)
ですが、目処は立ちました。ここからニスを塗っていけばきっと美しい楽器になってくれることでしょう!!
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