さてさて、バイオリン再生計画その6ですよ!
毎日塗り重ねているニスですが、ただ塗っていくわけではありません。
写真をよーく見るとお分かりになるかと思いますが、筆の跡がついています。
ライトが当たっているところをアップにしてみるとわかりやすいですかね。
これはこれで「味」ではあります。一面が均一に平滑になっているのも良いですが、手工品の持つ暖かさみたいなものはこういう所にも出るものだと思っています。
長年使っている筆です。色ニスの時にも登場してますね(^。^)
どんなに丁寧に塗っても筆を使っている以上必ず筆跡は残ります。これをどの辺りまで残すのか…完全に取り切ってしまうと少し冷たい印象ですし、残りすぎていると単なる下手っぴに見えます(^◇^;)
とりあえず、今は色ニスを塗っているところなので、表面の凸凹は無い方が塗りやすいです。この筆跡も前回のように極端になりすぎると色むらの原因になりますので。
こういう布ヤスリを使って表面を研いでいきますが、毎日塗装してますからニスは完全には乾いていません。これをそのままヤスリがけしますと、乾燥しきらないニスがヤスリに絡んですぐに目詰まりを起こしてしまいます。
それを防ぐために、私は水研ぎをしています。といってもやり方は簡単です。ただ、ヤスリに水をつけるだけです。
削れたニスが泡のようになっていますね。こうしてヤスリがけをしてから、濡れた部分を拭き取れば…
こんな感じでツヤ消しになりますヽ(^o^)
布ヤスリが当たっていないところがまだキラキラとして残ってますね。完全に平滑にするにはこのキラキラが消えるまでヤスリがけしますが、今回は多少の凸凹は残すつもりです。
この上にニスを塗って、また次の日にヤスリ…と、これを繰り返して色が塗られていくわけですね。
ニス塗装も、あと少しです!
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