以前書いた指板ハガレについての補足となります。
あぁ、こないだ書いたような記憶でしたが半年も前でしたか…早いなぁ(-。-;
夏は高い温度と湿度が敵となり、冬は乾燥と室内外の温度差、湿度差が敵となる…がんばれ、日本の弦楽器*\(^o^)/*
さて、指板のハガレ診断です。
なかなか弾いていて指板のハガレに気付ける方はそうはいないように思うのですが、どうなんでしょうね。
上の記事のように完全に取れてしまえば、イヤでも気付くことになりますが…。
他の修理と同じく、可能であれば大事になる前に見つけられればわりと簡単な修理です。
まずはネックの渦巻きを自分側に向けて抱えます。落としたり、ぶつけたりしないように少し広めの場所がいいですね。
親指を本体につけ、人差し指を指板にかけます。爪は切っておきましょう。傷つけちゃいます。
あとはグッと握る方に力を入れるだけです。
力の入れ具合ですが、まずは軽〜く力をかけてみて指板の根本が動くかを目で見て確かめてください。
動くようだったら、少し強めの力で押してみます。この時にハガレを促進してしまうんじゃないかと心配になるかもしれませんが、2本の指でかけられる力くらいでしたらビクともしません。
逆に、この程度の力でハガレてしまうようでしたら、接着が弱っていますのでどちらにしてもハガレてしまうことでしょう。
指板の根本にスキマがあるの、見えますか??
ここです!
この段階で発見できると、ニカワを流し込んで圧締するだけなので時間もコストもかからずにすみます。このくらいのハガレでしたら、ここから指板全部がハガレ落ちるまではまだ時間があります。慌てて修理に駆け込まなくても大丈夫です。
時々でいいのでチェックしておくといいですね(^○^)
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