明日はコンサート!もう緊張で夜しか眠れませんよ!
さてさて、続きはあとでといいながらもう3月ですね(^^;;
以前の記事の「その2」となります。
今回こそなぜ指が黒くなる楽器があるのかご理解いただけると思います!
前回、指板はこんな感じになりました。
これを染めていきます!
使うのはこちら!
普通に市販の染め剤です(^◇^;)
全体的に染めたいのと、かなり削って表面がいい感じに荒れたので黒染め剤が入りやすいのではないかと判断しました。
部分的に白かったり、あるいは表面が綺麗で染みにくそうな場合は…
こちらを使います。まんまインクです。確か万年筆用の替えインクだったと思います。
さっそくティッシュに含ませて塗っていきます。
一回塗ったところでグリップに付いてしまうとめんどくさいことに気付きました(-。-;
簡単にマスキングをしておきましょう。
最初の写真と比べるとすでにかなり黒くなってますね。
回数を重ねると黒は強くなりますので、何回か重ね塗りをします。
塗って塗って…
はじめはどんどん水分を吸っていた木材が、吸わなくなってきたらオシマイです。
耐水ペーパーにウレタンニスをとって擦り込みます。
このウレタンニスにも黒い色素が入ってます。
水分を吸うと木材の表面はザラザラになりますので、それを取るように、磨くように満遍なくかけます。
まあ、こんなところでしょうか。完全に真っ黒、とはいかなかったですね(・_・;
グリップにもニスをすり込み、上ナットをつけます。
あまり写真が良くないのですが、駒を見ると全体的に弦が高いのと、駒足が表板に合ってなくて隙間ができているのが気になりました。
おまけで駒も整形しちゃいましょう。
いい感じ(^O^)
これで仕上がりとします。
今回はどちらも染め剤を使用しました。ウレタンが表面を強めにコーティングしているので現段階では触ったくらいでは指は黒くなりません。
が、今後使用していけば、また指板が削れて黒い部分が取れていくのは仕方ないことではあります。
その際、例えば汗をかいている指に黒い色素がついてしまう、ということは普通にありえると思いますね。
機会があれば次は黒インクの方も記事にしたいと思います。
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