以前、ホワイトからの楽器を塗装し直して完成までを書いた記事があります…
少し前に面白い楽器を入手したので↑の記事のような連続記事で取り上げてみたいと思いますヽ(^o^)
さっそくですが外観はこんな感じです。
表板にやや傷がありますね。
裏板はニスが薄くなっている部分がありますが、おそらくこれは最初からこういうアンティーク仕様と思います。
板の割れや変形などは無く、とても健康といえますね(^○^)
ネックはこんな感じ。ちょっと彫りが深いですが、悪くない形状と思います。
本体はストラディバリウス型だと思います、が…ネックの形はうーん…?
計測してみるとネックの高さが若干低く、かつ短めだったのですが、これは直せる範囲です。
ペグ穴の割れなどもなく、こちらも健康(^○^)
中を覗くと…
ラベルが無く、焼印があります(O_O)。
真贋はわかりませんが、第二次世界大戦前くらいのチェコスロバキア製楽器のようです。
まあ、私はあまり制作国は気にしてません(^◇^;)
70〜80年以上前に丁寧に作られた楽器が、健康な状態であるということが大事なのです。木を古くするのは年月にしかできませんからね。
これは良い音がしそうですo(^_^)o
パーツを見ていきましょう。
指板は変形していて、使えなさそう…。接着面にはニカワがこびりついています。
ペグは古ぼけてますが、長さはあるので綺麗にすれば使えそうです。
エンドピンは割れていて、穴ともあっていないので新しいものに変えましょう。
テールピースや顎当てはついていませんでした。ペグがローズウッド製なので同じ材料で統一することにします。
状態は確認しました(^_^)
これを「バイオリン・リフォーム」と銘打ってカッコよく仕上げてみたいと思います!
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